スマートフォンシェアに変化
CounterPoint様による2019年のスマートフォンシェアによるレポートが発表されました。
結果として、2018年はAppleとHuaweiが同率2位でしたが、ついにAppleを超えて世界第2位のシェアを取りました。米中問題による影響もあってか、2018 Q4ではAppleが上回る結果となりましたが、Huaweiの中国市場による影響の高さを感じます。
また、中国で40%のシェアということで、中国国内での存在感の高さも感じますね。一方、コロナウィルスによる経済影響などを考え、今後の動向が注目されます。ただ、ここまでのシェアとなると、ターゲットとする端末にHuawei端末は必須になるかと思います。
Huaweiとなると独自OS(Harmony OS)のニュースが特に取り上げられておりますが、せっかくなので少しHuawei独自の話を紹介しておきます。
Huawei独自のストア
AndroidではGoogle Play Storeにてアプリの配信をすることが通常ですが、特に中国市場ではGoogle Play Storeが使えないこともあり、独自の配信が必要となってきます。そこで、Huaweiとしては、独自のストア(Huawei App Gallary)にてアプリを配信しております。このストアアプリは日本の端末にも入っていて、どちらのストアからもインストールが可能となっております。それぞれでストア公開が必要なので、飽和状態のGoogle Play Storeではなく、Huawei App Gallaryにも出すことも一つの戦略になるかもしれません。
Huawei独自の開発モジュール
また、開発者に特化した話になりますが、Google Mobile Services(GMS)コアの代わりとなるHuawei Mobile Services (HMS) コアを提供し始めております。先日も、日本でHuaweiディベロッパー会議を開催して、HMSの紹介をしており、Huaweiとしても力を入れているのを感じます。
私もディベロッパー会議に参加してみましたが、今までのAndroid開発と大きな差はなく、Android Studioで開発もでき、大きな障壁もなく入り込めるようにしておりました。HMSの公式ページでもサンプルコードがいくつか紹介されておりますので、見ていただければわかるとおもいますが、例えばこちらではMLKitを使ってFace Detectionするサンプルがありますが、シンプルに実装できそうですね。
ニュースで辺に取り上げられるほど、GoogleとHuaweiが敵対視しているわけではなく、協業をしていく方向性で検討している情報も多く見ておりますが、今後のシェア状況やHuawei端末独自の機能を使うとかになると、HMSでの開発が伸びる可能性があるかもしれないですね。
★受託開発紹介★
弊社では日本市場だけでなく、海外の市場に向けて市場に合わせた開発も行っております。
中国に子会社もありますので、HMS開発のご相談や中国展開のご支援のご相談などありましたら、お気軽にご連絡ください。
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