こんばんわ、高瀬です。
本日より2回に分けて、bravesoftの執行役員でありつつ、受託開発部門を行う技術開発Unitの統括でありつつ、
海外子会社を統括するグローバル戦略本部統括という多数の肩書きを持つ「カミソリのヤス」こと池田執行役員が、
2019年11月2日〜8日の間、得意の英語を駆使し、バングラデシュに出張に行って来ました。
「せっかく行くのであれば一筆お願いします…」と打診したところ、超長文のレポートを書いてきてくれたので2回に分けて掲載します!
こんな長く無くて良かったんですが笑
その前に皆さんバングラデシュはご存知でしょうか?
「バングラディシュ」とか「バングラディッシュ」とも誤用されるようですが、
そもそもの由来が「バングラ(ベンガル人の)」「デシュ(国)」という意味らしいので「バングラデシュ」が正しいのですね。
では、早速語り手を池田役員に変わります。張り切ってどうぞ!
池田です!
ここからは私のレポートとなります!
バングラデシュでは平日が日本と異なり、日曜〜木曜までが平日のため、トランジット含め17時間ほどかけて日曜の午前1時に到着する便で移動しました。
現在直行便がないので、マレーシア経由でしたが、来月くらいから直行便ができるようです(来月にすれば良かったと思いましたw)
入国審査で1時間以上かかり不安なスタートでしたが、どうやら「ホテルの情報」とか「電話番号」とかを聞かれているようでして、みんな用意してないので、それで一人一人に時間がかかっていた模様。皆さんもバングラデシュにいく際は上記をしっかり抑えておきましょう。
そして入国審査も終えて、無事ホテルー空港間のシャトルバスにも乗ることができ、ホテルに到着。
(トロピカル感はないですが)Tropical Daisy というホテルに宿泊。外見ともになかなか。
何より、みんな親切だったので非常に好感の持てるホテルでした。
セキュリティガードの人もタバコを吸っていたら声をかけてくれたりと、非常にフレンドリーでした。
ホテルの目の前には川があり、普通にゴミも捨てられていて綺麗さがどうかは触れませんが、気分的には自然が目の前にあるのは爽快でした。
というわけで、到着初日から、各種訪問を実施させていただきました。
***
まずは、ダッカ大学の日本人文学科長のモニルさんとミーティング。
今までも日本文学は大学で教えていたようですが、ここ最近になって「学科」ができて正式に始まったとのことでした。
日本語だけではなく、文化の違いなどもしっかりと教育しているようで、「日本で言う”産官学”をバングラでもちゃんとやっていかないといけない」ということを仰っており、学校としても企業との連携を強めようとしていることを感じました。
なお、少数精鋭にするためにこの学科への応募は結構あるようですが、25名に絞ってやっているとのこと。
日本語の勉強も兼ねて、弊社のLive!アンケートもぜひ授業だったりで使ってみたりとアピールさせていただきましたw
↑ モニルさん色々とお世話になりました
次は、JICA(独立行政法人国際協力機構)の森下様の元へ訪問。
JICAではB-JETというバングラデシュでIT人材を育成を行うためのトレーニングを行っております。
特に日本では日本語という言語だけでなく、ビジネスマナーなど文化の違いもあるので、日本語・マナーを中心に教育を行っているとのこと。
例えば、日本は特に時間厳守が強いため「遅刻も含めて85%以上の出席率でなければ卒業できない」と言った基礎的なところから教育を行っておりました。日本からIT企業が視察しに来ることも多くなっており、そのような要望などからもこのような教育を行ってるようです。
実際にトレーニングを受ける生徒の皆さんにもお会いさせていただき、非常に日本で働きたい意志が強い人も多く「どうしたら採用できる」とか、「自分の経歴のアピール」とかを積極的にやる姿は勉強になりました。基本英語でしたが、途中日本語で頑張って説明している姿はやる気に満ち溢れていました!
日本人のお客様とかで気をつけたほうがいいこととかも説明してきましたが、そこらへんもしっかりとB-JETのプログラムで説明されているようでした。
最後に、こちらでも日本語の勉強も兼ねて、弊社のLive!アンケートもぜひ授業だったりで使ってみたりとアピールさせていただきましたw
↑ 森下様と学生の皆さんと記念撮影!卒業していつの日か日本で一緒に働きたいですね!
また、別日にはJICAの澤田様の元へ訪問。日本の支援プログラムのご説明などをしていただきました。
半年に2回ほど支援プログラム審査のタイミングがあるようで、バングラデシュにある数社が毎回応募されているとのこと。
日本としてはまだまだバングラデシュへの支援は行っていくようで、先日のB-JETのプログラムもバングラデシュのオフショア開発会社であるBJIT様が協力していたり、IT分野ではE-learningで協力して支援も行っているようです。
まだまだ我々の会社としては社会貢献というのがまだまだできていないので、ぜひ何らかの形で貢献していきたい気持ちが強くなってきました。
↑澤田様色々とありがとうございました!ただスマートな澤田様と並ぶと私の身長が…w
日本の政府機関というところでは、JETROの安藤様/山田様にも訪問を実施。
バングラデシュに進出している企業の商工会の設立・管理や、企業からの声などをバングラデシュ政府に掛け合って制度の変更などを行ったりと、より日本企業がバングラデシュで企業活動がしやすいように活動されていることを知りました。
IT企業の視察もやはり増えているようで、IT部会なども設立したいとのことでした。
このように、日本政府としてもバングラデシュへの支援は引き続き行っていく模様で、よくあるインフラだけでなく教育・企業支援なども力を入れていることを肌で実感しました。
ちなみに、ダッカでの交通渋滞は私が経験したなかで一番ひどく、何もなければ30分くらいのところは1時間かかるとかは当たり前でした。この旅で一番きつかったのはこの渋滞でしたね。その解消のためにもMetroを作ったりしているようですが、日本の政府が支援をしているとのことでした。
次は、バングラデシュのIT企業がほとんど参加している団体のBASISさんに訪問。
BASISにはいることで、企業としての安心感や採用の際に、BASISに所属できているというのはメリットになるようで、参加を進められましたw
なお、担当のRashadさんは日本フォーカスチームの責任者ということで、よりバングラデシュでも日本企業誘致に力を入れていきそうであることを感じました。
また、JICA/JETRO/BASISさんとのミーティングをコーディネートしていただいた、NewVision様にもお伺いをさせていただきました。主に日本企業がバングラデシュに進出する際の支援を行っている企業様になります。
Managing DirectorのJUNさんは日本語も堪能で色々と説明をしてくれましたし、アメリカでMBAを取得してIT企業を立ち上げたりとかなりのやり手の方でした。色々とアドバイスもしていたき、非常に参考になりました。
また、日本人のFUKUSHIMAさんもいらっしゃり、色々とヘルプをしていただき、本当に感謝です。
そんな形で後編へ続きます!
(後編へ続く)
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