Appleによるアプリの審査。
iOSアプリをリリースする上で避けては通れない道ですよね。
苦労して納期に間に合うように開発したアプリをいざリリースしようとしたら、Appleによるリジェクトを受けて延期になった、という経験をお持ちの方も多いのではないかと思います。
そこで今回は、これまでに500本以上のスマートフォンアプリを開発してきたブレイブソフトが受けてきたリジェクトの中で、頻度が多いもの、気づきにくいものを中心にいくつかご紹介したいと思います。
※アプリの審査基準は担当者によって多少変わるので、ここに書いてあるとおりの結果にならないこともあります
1. ストアキャプチャに「無料」という文字が含まれている
無料アプリであってもストアキャプチャに「無料」という文字を含むことはNGのようです。
同様にタイトルにも「無料」という文字を使ってはいけません。
2. アプリ内に「Android」という文字が出てくる
どのような状況でもNGなのかどうかはわかりませんが、少なくともアプリの説明や、Q&Aに「Android」が含まれるとNGとなります。
これらの画面はWebページで作ってWebViewで表示する、という実装を行う場合もあると思いますが、その際もOS別に分ける必要がありそうです。
同様に、ストアキャプチャにAndroidっぽい画像を使っていてもリジェクト対象となります。
3. 性別などの情報を取得しているが、アプリ内で使っていない
アプリによっては初回起動時に性別、都道府県、年齢などを入力させるものもあると思います。
これらは個人情報となるので、使いみちが明確になっていなければなりません。
「今後のアップデートで使うから…」という理由で、データだけ取得して特にアプリ内では使わないというのは怒られます。
4. コンテンツに対して通報やブロック機能がない
これはユーザ投稿型のコンテンツを持つアプリに対してとなりますが、悪意のあるコンテンツへの対策ということになります。
基本的に通報、ブロック、ミュート、管理者によるコンテンツ削除の機能を用意していれば大丈夫かと思います。
5. Xシリーズ向けのストアキャプチャでノッチなし(旧来のiPhone)端末を使用している
現在は6.5インチ(XS Max)のストアキャプチャが必須となっていますが、キャプチャ内にiPhoneが含まれる場合はちゃんとXシリーズの見た目にしなければいけません。
キャプチャに旧来のiPhoneが使われている場合は、キャプチャのサイズを調整するだけではNGとなってしまいます。
以上が、特に注意すべきリジェクト内容となります。
この記事で、みなさんのリジェクトによるリスクを少しでも減らせることができれば嬉しいです。
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