みなさんこんにちは⭐️ bravesoft人事部のなつみです!
本日は私がbravesoftで行っている日本語勉強会をご紹介いたします🥰
始めたきっかけは、ある日、当社の執行役員 シンさんから、
「ベトナムメンバーが日本語を勉強する機会を作って欲しい😢」とご相談があったこと。
うーん、いきなり外部研修を導入するのは費用もかかるしなぁ・・・、
それなら、とりあえずできることからやってみよう😉!
ということで、社内で日本語勉強会を開催することに決定!!!
私が大きく決めたのは、主に2つです。
1️⃣毎週木曜日19:00開始(習慣的に開催する)
2️⃣ルールはシンプルに設定する(気軽に参加できる)
・日本語以外使用禁止🙅♀️!!
・ディスカッション形式⭕️
・発音とアクセントをチェック⭕️
・わからない言葉は質問しよう!
基本は社内のベトナムメンバーの参加を中心にリアル開催しています!
最近は子会社のBSVメンバー、BS大連メンバーやBS北京メンバーもオンラインでご参加いただいてます!
さて、一体どんな勉強会をしていこうかなぁ・・・🤔?
私自身、前職では、外国人とのコミュニケーションを試行錯誤しながら仕事をやっていた経験者。
最初は、私が感じていた言葉の課題や、仕事を進める上で周囲から沢山助けてもらったことを思い出し、それをそのまま講義にしてみようと思い立ちました。
第1回目 外国籍メンバーが難しい「日本語の発音」
第1回の授業では、日本語の発音の中でベトナムメンバーが特に苦手と感じている発音を知りたいと思い、日本語の発音をテーマに取り上げました。
実は、「つ」という音が他の国にない音なのです!
みんな苦戦してましたが、「す」と発音する気持ちで言ってみて!とアドバイスしたところ、
すぐに上達していましたよ😆!
「つ 」のほかにも、「ぞ」 「じょ」 「りょ」 「よ」 なども難しいとのこと。
そこでアルファベットに変えて「Zo」 「Jo」 「Ryo」 「Yo」それぞれの発音を練習しました!
日本語の発音は書くとわかりやすいけど、リスニングは非常に難易度が上がる言語なので
日本語勉強中の方と話す時は、はっきり発音することを意識して会話してみましょうね。
第2回目 思い切って英語と比較しながら日本語を勉強!
第2回目は、ズバリ「他国と異なる日本語文法を知ろう!」
なつみ先生はベトナム語を想像することができなかったので、中学で習う程度の英語と日本語を比較して講話しました。
日本語は順番が全然違うのと、主語と結論を最初に言わないので判断に迷い易い言語です。
この授業で、ベトナム語と英語の文法が全く一緒ということが判明・・・😕
(日本語以外使用禁止!っていうルールを先生自身が破った授業なのは内緒ですw)
例えば「私は明日、テニスをする予定です。」という文章。
英語だと「I wii play tennis tomorrow.」になります。
日本語直訳の順番だと「私は する予定です テニスを明日」になります。
「私は明日 テニスをする予定です。」
「私はする予定です テニスを 明日」
この授業ではベトナムメンバーからも「うん、うん!!そうなんだよ・・」と納得の声が続出!!
ベトナムメンバーから以下の図解をいただきました。本当に英語とベトナム語は同じ文法なんですね!
第3回・4回目 ビジネスメールを作成しよう!
第3回・4回目の勉強会では、「日本のビジネスメールの作り方」を授業にしました。
進め方としては、以下の通りです。
①日本語のビジネスメールの作り方をレクチャー
②ベトナムメンバーが例を元にビジネスメール作成
③日本人メンバーと一緒に全員で文章内容をチェックする
まずはメールの構成を ①件名 ②宛名 ③挨拶文 ④要件 ⑤結び ⑥署名 の6段階に分けて
英語のビジネスメールと比較しながら1つ1つ丁寧に説明していきました!
(この授業でも先生自らルールを破って英語を使用してるとか内緒だよw)
❤日本語の敬語 ちょっといいお話し❤
日本と海外は全く違う敬意の込め方をして敬語を使っています。
例えば、日本ではエレベーターに乗っていて誰かに扉を開けてもらった時、「すみません」と言いますよね。
何故「ありがとう」ではなく「すみません」って言うんだろう🧐??と思う外国籍の方も多いと思います。
実は日本では、この「すみません」という言葉に「ありがとう」の気持ちが込められています。
それがそのまま敬語になったのが、「恐れ多い」という言葉です。
恐れが多い?「とっても恐いの?!」という意味ではないんですよ‼️
敬語に「恐れ」という一見ネガティブな感情表現を使うこと自体珍しいですよね。
ビジネスでよく使う「恐れ入りますが〜、」「恐縮ですが〜、」とは、
この「恐れ多い」という表現から派生した敬語です。
「ありがとう」と「すみません」を沢山込めて「恐れ入りますが〜、」
「ありがとう」と「すみません」、身が縮こまるような思いを込めて「恐縮ですが〜、」と表現しています。
従業員が自然と「エンパシー」を実感する機会を作る!!
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます!
母国にはない音があり発音が難しいこと、文法がバラバラなこと、
敬語に込める感情表現が他国とは異なること。
ここまでも沢山、日本語と外国語では大きな違いがありますね。
私は、社内に多様な価値観を広げるために必要なことは従業員が「エンパシー」を実感することにあると考えています。
エンパシーとは、「他者の靴を履いてみる」という相手の価値観に寄り添う「心の能力」です。
「共感力」と若干異なる部分は、エンパシーは感情(相手の気持ち)に寄り添うことだけでなく、
現実に起こっている問題など「その人が見ている景色そのもの」を自分事として捉えることを指します。
・外国籍メンバーは具体的にどんな日本語が難しいと思うか?
・外国籍メンバーはどんな目線で日々、日本語を見ているか?
・日本語を使っていて判断に迷う部分はどんなところか?
・ビジネス日本語を使う時に困ることは?
エンパシーって「すごく難しい・・・」「知的な作業だ」と思う人もいると思いますが
私は、実はもっとシンプルに捉えていい事なんじゃないかな、と考えています。
「他者の靴を履いてみたら、こんなにも歩きにくかったのかと気づき、どうやったら歩きやすくなるか自分ができることを考える。」
日本語勉強会を通じて、参加者全員がエンパシーを高められるきっかけを作っていきたいと思います!
国は違っても、同じ心の能力を育てれば、多様な価値観を共有することが絶対にできる!
引き続きブログも更新していきますので、どうか温かく応援してください🇻🇳🫶🇯🇵
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