前回のイベンテック事例紹介で「チケットレスによるコスト削減」にて、テクノロジーの力でイベント来場受付の効率化が実現できることを紹介させていただきました。 イベンテックの推進に伴い、「イベントに何人の人が来たか」という情報を瞬時に取得することが可能となり、効率UPと業務コスト削減が実現いたしました。 その上でさらに「イベントに来た人がどういう行動を取ったか」という情報までも、イベンテックの推進に伴い取得が可能となりました。 本日はそのような「行動分析」に関するイベンテック事例を紹介させていただきます。  

イベント来場者の「行動履歴」はなぜ必要なのか?

イベントにおける来場者の「行動履歴」は、イベント主催者にとってはとても貴重なデータとなります。 例えば多くの来場者が「一番に訪れるブースはどこか?」「その次に訪れるブースはどこか?」などの情報が分かれば、イベントの設計や立て付けなどでいろいろな策を講じることが可能となります。 そのような行動履歴を取得するのはなかなか難しいのがこれまででしたが、イベンテックの普及に伴い、そのような行動履歴の取得が少しずつ実現できるようになって参りました。

まずは、リアルイベントにおける行動履歴の取得を、昨年開催した「イベ博DAYS」をケーススタディにご紹介しましょう。

リアルイベントにおける行動履歴の取得(Case:イベ博DAYS)

イベ博DAYSでは、すべての来場者にチェックインの際にバッジ(入場証)をお渡しし、バッジに表示されている個人を識別するQRコードで各ブースのチェックインや、セッションの来場受付を行いました。

この方法で、下記のような形の行動履歴を取得することが可能となります。

  Aさん  12:15 来場  12:25 ブースAにて商談  12:45 セッションAに参加  13:50 ブースBにて商談  14:30 ブースCにて商談  14:45 セッションBに参加

  このようにイベ博DAYSにおいては、バッジにおけるQRコードのチェックインと、アプリのQRコードリーダーを併用することで、「個人に紐づく行動履歴」の取得を実現いたしました。 (同様にブースに紐づく「誰が」「何時に」「合計何人が」ブースに訪れたかの行動履歴データの取得も可能となります)  

オンラインイベントにおける行動履歴の取得

オンラインイベントにおける行動履歴の取得は、リアルイベントより容易に取得することが可能となります。

昨今はWEBサイトにおいては、Google Analyticsなどに行動分析を行なっている企業が大半だと思いますが、このようなツールを活用することで「UU(ユニークユーザー)数」「PV数」「滞在時間」などの取得が可能となります。 オンラインイベントにおいて、我々が提供するeventosにおいては、更に進化した情報の取得が可能となります。 先日実装された新機能「オールアクティビティ」は、イベントにおける「来場者の行動」がボタンひとつで取得することが可能となります。 前述のリアルイベントにおける行動分析よりも容易に、詳細なデータを取得することが可能となり、追加フォローやイベント設計などに有用なマーケティングデータとしての活用が可能となります。   詳細はこちらのプレスリリースもご参照ください。

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まとめ

これまで取得できなかった「イベント来場者の行動履歴」を取得することができるようになり、イベント業界は更に進化を遂げると言っても過言ではないのでしょうか。 ただしその一方、色々な情報がデータ化されすぎてしまうことで、イベント全体の設計に迷ってしまうリスクも内包しております。 行動履歴はあくまで参考情報として、振り回されずに情報を活用することが理想なのではないでしょうか。 今後も引き続き、デジタルの力、テクノロジーの力でイベントが効果的になった事例を紹介してまいります。