以前にもプレスリリースで紹介させていただきましたが、
先日2022年2月11日、マイナビ様主催「業界研究EXPO」経済産業省×マイナビ2023特別講座「積極的にグローバル化に取り組む日本企業の活動を特集」にて、bravesoft代表取締役CEO/CTOの菅澤が登壇いたしました。
リアル&オンライン配信にて本講演の模様がお届けされましたが、
試聴できなかった方の為、一部を抜粋したイベントレポートを紹介させていただきます。
<講演時間>
2022年2月11日(金) 12:00~12:45<企業名>
bravesoft<講座タイトル>
24歳で中国に進出した経営者が語るグローバル戦略の極意とは?<講演内容紹介>
bravesoftは800本を越えるヒットアプリの開発、イベント成功を実現するプラットフォーム「eventos」を提供しております。
創業から1年で中国市場に進出し、現地法人を設立するなど設立当社から多角的な展開を行って参りまして、2022年現在中国2拠点とベトナム1拠点に子会社を構えております。
そして2022年以降は海外拠点の設立を念頭に置きつつ、自社サービスの海外展開も画策しており、そのような2軸でのお話をさせていただきます。<登壇者>
bravesoft株式会社
代表取締役CEO/CTO 菅澤 英司
1. bravesoftとは?
まずは弊社・bravesoftの紹介をさせていただきました。
「会社概要」「ビジョン」「企業理念」「bravespirits(行動憲章)」「業績推移」などをご紹介させていただきました。
2. グローバルへの挑戦(菅澤英司24際の挑戦〜中国進出〜)
ここからが本編となります。
大学卒業後の2004年、友人と共同で会社を起業するも1年で撤退した菅澤は再起を図り、2005年4月4日、東京都・田町でbravesoftを設立しました(当時のエピソードはコチラ)
1社目で取引きのあったクライアントや、その際に一緒に働いていたスタッフも集まり、全くの徒手空拳ではなく、基盤があった状態でスタートしたbravesoftではございましたが、設立から数ヶ月で試練が訪れます。
資金繰りに苦しみ、利益率が低く炎上案件と分かっていながらも火中の栗を拾わざるを得ない状況で仕事を取りに掛かり、結果として従業員も摩耗し、摩擦も生まれました。
菅澤も日中は謝罪対応を行い、夜は会社でプログラミングを明け方まで行うという二重生活を送り、泊まり込みで仕事をする事も多く、苦しい状況が続きました。
その中で特にネックだったのは日本全体における「エンジニア不足」、そしてそれに伴う「人件費高騰」でした。
しかしながらエンジニアがいなければビジネスは成り立ちません。
そこで菅澤は視野を広げ、設立2年目でグローバル展開を行いました。
なぜ他の国ではなく中国だったのか?
その答えは「中国の成長の可能性」「中国に元々コネクションがあった」と言う理由と、そして何よりも成長と言う側面以外における「底知れぬ可能性(=ワクワク感)」を感じたのが理由でした。
24歳にして、このような大決断を行い、「本当に中国でよかったのか?」「自分のやっていることは間違ってないか」など、の色々な逡巡を重ねたものの、結果としては・・・
この設立2年目、菅澤24歳の決断はbravesoftの大きなターニングポイントとなることができました。
2006年にbravesoft成都を設立(2019年に撤退)し、2013年にはbravesoft北京、そして2020年にはbravesoft大連を設立し、開発を海外で行うことで国内は営業など上流工程にフルコミットする事が可能となり、喫緊の課題であった人件費がクリアとなり、その他の課題も徐々に解消されて会社の躍進に大きく成功することができました。
そうして2022年今尚、bravesoftはオフショア開発を継続して行っております。
3. グローバルへの挑戦(bravesoftのグローバル展開)
2022年現在、bravesoftは前述の中国北京・大連に加えて、オフショア開発拠点としてベトナム・ホーチミンのbravesoft Vietnam、ニアショア開発拠点として島根県松江市にbravestudioを設立しており、東京本社+4つの子会社でbravesoft familyを形成しております。
そして国内に目を向けてみると、
bravesoft東京本社には今現在、23名の外国籍従業員が在籍しております。
そして外国籍従業員においても、実力があれば国籍を問わず裁量・重職を与えております。
今年2022年1月より、執行役員に就任した陶(とう)は中国・上海出身の中国籍の社員で、2015年に来日し2017年にbravesoftにジョインしました。
ブリッジSEやプログラミングを行いながら、徐々にチームリーダー、副部長、部長と業務裁量がどんどん大きくなり、晴れて今年より初の外国籍社員の執行役員として奮闘しております。
他にも事業部長2名、リーダー1名、チーフ2名が外国籍の社員ですが、意識・視座も高く頑張ってくれています。
そして現在、1/4の社員が外国籍の社員が占めておりますが、正直「外国人だから」と言うのを意識した事はなく「今回の登壇を機に、計算してみたら1/4だった」と言う程度の感覚です。
ものづくりが好きで、会社のカルチャーにフィットしている社員の1/4が外国籍だったという形で、国籍云々は意識したことは無いのがbravesoftの特徴です。
その中で、このような組織作りが成功した要因に目を向けてみると、
「コミュニケーション」「フラットな環境」「現地に任せる」と言う3つが成功要因と考えております。
bravesoftは子会社との交流も積極的に行っており、リモートランチやリモート飲み会、
更にコロナ以前は海外支社の社員旅行に日本からのゲスト社員が参加したり、その逆に海外支社の社員が短期出張で日本に来日したり…と言う取り組みを行っており、コミュニケーションの垣根を取り払うことで、「同じbravesoft familyである」と言う意識醸成を行っております。
「社内がフラット」であることもグローバル成功要因の1つでしょう。
事業部編成も国籍による編成を行っておらず、ベトナム国籍の社員が部長の部署に日本・中国・台湾・韓国の社員がいる部署などがございます。
更には業務外での部活動などの趣味で繋がる交流、社内ISUCONなど職種で繋がる交流、更には前者イベントなど全社で繋がる交流などを行い、フラットな視点を重視しております。
そして、「現地に任せる」と言う点も重視しております。
bravesoftの子会社は、親会社メンバーの出向などは行っておらず、更には親会社の業務だけを受けているわけではなく一法人として自走できるように信頼を行っております。
もちろん、子が困っている時に親は手を差し出しますが、基本的には子会社の文化・風習・制度に一任しております。
まとめると下記の通りです。
「コミュニケーション」「フラットな組織」「現地への裁量」が今日のbravesoftの血となり肉となっております。
4. グローバルへの挑戦(eventosの海外展開)
過去・現在におけるbravesoftのグローバル展開に関して紹介させていただきましたが、ここからは未来についての展望をお話します。
bravesoftの自社事業にして、イベントの成功を実現するイベントプラットフォーム「eventos」を紹介しましょう。
eventosはイベントプラットフォームとして、「リアルイベント」「オンラインイベント」における公式WEB・公式アプリをノーコードで作成できるサービスとなっておりますが、イベントの認知・集客・チケット購入などのイベント前、入場受付や地図、ブース検索などのイベント中、来場後のアンケート収集や来場データ・試聴分析などのイベント後までトータルでイベントをプロデュースできるサービスとして注目を集めております。
そんなeventosは2023年からの世界展開を視野に入れております。
つい先日、その第一歩としてGDPR対応を目指す発表などをさせていただきましたが、日本だけではなく世界に視野を広げ、eventosのグローバル化を推進して参ります。
5. 最後に
現在、日本のみならず世界中の人々がワクワクしているサービス「apple」や「google」は全て海外で始まったサービスとなりますが、bravesoftもそのようなサービスを生み出し、世界中の人達がワクワクするサービスを創ることを目的としております。
我々もまだまだ道半ばではありますが、これからも「グローバルな挑戦」に取り組む所存です。
グローバルに興味がある方は、共に頑張りましょう!
もし、そんな弊社取り組みに興味がある方は弊社ホームページ問い合わせフォームよりご応募ください!