bravesoftアドベントカレンダー12/20号として

前回(backlogの全PJをスプシに一括自動転記するGAS)に引き続き、業務改善のGASを紹介いたします。

 

私、本名がちょっと変わった名前でして、岩阪と申します。(岩の字を取ってがんちゃん)

サカの字が大阪の”阪”になっています。

よく岩”坂”と間違われます。。。笑

 

開発の経緯

弊社も社員が増えて、その中でも変わった名前、難しい漢字を使う方も増えており、その変換が手間という問題がありました。

他にも専門用語がうまく変換されないなど、まだまだAIの発達も届かぬところです。

そこでスプレッドシートから辞書ファイルを生成できないかと思い作成しました。

 

構成

Googleドライブのフォルダに

・スプレッドシート

・辞書ファイルの置き場

を用意します。

 

ファイルの設置

スプレッドシートには下記のgsファイルとテンプレート用のHTMLを設置します。
※下記のソースコードに誤りがあったので、修正したものが 辞書生成GAS.zip になります。

画面は下記のようになります。

Config設定

次にconfigの設定を行います。下記の3つのプロパティを追加します。

プロパティ名 説明
 OUTPUT_FOLDER_ID 作成される辞書ファイルの出力先フォルダ(Googleドライブに予め作成して下さい)のID
 MAC_SHEET_NAME Mac標準の辞書ファイル(plist)を作成するためのデータが書かれているシート名 (シートを作成しておく)
 GOOGLE_SHEET_NAME Google日本語入力の辞書ファイル(txt)を作成するためのデータが書かれているシート名 (シートを作成しておく)
うまく追加できていると、TestConfig関数を動かしたときに、プロパティの情報が出力されます。

追加機能ボタンの追加

最後に、open.gsを選択し、onOpen関数を実行します。
そうすると下記のように
追加機能>
・Mac標準辞書ファイルのダウンロード
・Google日本語入力辞書ファイルのダウンロード
という項目が出現します。

使い方

シートに行を追加し、辞書ファイルのダウンロードを行い、お使いの入力ソフトにインポートしてお使いいただけます。
Macの場合は、環境設定>キーボード>ユーザ辞書の左側のリストにドラッグ&ドロップで追加できます。
(なぜか、デフォルトで雲母坂が入っています)