AR技術とは?

ARは「Augmented Reality」の略で拡張現実とも呼ばれます。現実の世界に、コンピュータで作成した絵などを表現する技術のことで、AR技術を使ったアプリとしては、数年前に話題になった「セカイカメラ」が有名です。

AR技術と聞いてもいまいちピンとこないと思いますが、具体例としては次の通りです。

  1. カメラを通すことで、ものかげに隠れた宝箱をみつけることができる。
  2. カメラを通すことで、特定の場所でキャラクターがダンスしている様子が見られる。
  3. カメラを通すことで、商品に関する説明を見ることができる。

実際に見たほうが分かりやすいと思うので、いくつか動画を紹介します。

AR技術を使うには?

先に紹介した動画のような例は、マーカーと呼ばれる印を認識すること実現しています。マーカーを認識すると、それに応じた画像や動画、音声が再生されます。

以前、自力でマーカーの認識から画像の表示までを実装しました。しかし、マーカーを認識する精度がとても低く、自力での実装を途中で諦めたことがありました。

その後、AR技術を利用可能にするライブラリをいくつか試しました。試したライブラリは次の通りです。

  1. ARToolkit
  2. Metaio
  3. vuforia
  4. Qoncept AR Engine

そのなかで、個人的に気に入ったライブラリがあるので紹介します。

Metaio

公式サイト

metaio

料金体系

metaio4

MetaioライセンスはBasicとProの2タイプです。BasicとProの違いは3Dトラッキング機能の有無です。購入(※)する際は注意してください。すべてのライセンスを購入する場合はSuiteがおすすめです。50%の割引があります。

※一時的に購入することができないようです。(2015年6月現在)

対応する開発環境

  1. iOS
  2. Android
  3. Unity
  4. Windows

vuforia

vuforia

料金体系

priceV

  1. Starter(ウォーターマークあり)
  2. Classic(認識したデータを動的にダウンロード可能)
  3. Cloud(回数に応じた3段階の料金設定)

対応する開発環境

  1. iOS
  2. Android
  3. Unity
  4. Digital Eyewear(beta)

最後に

Metaioとvuforiaともに、Android/iOSに対応する必要があるのならUnitySDKを強くオススメします。