AR技術とは?
ARは「Augmented Reality」の略で拡張現実とも呼ばれます。現実の世界に、コンピュータで作成した絵などを表現する技術のことで、AR技術を使ったアプリとしては、数年前に話題になった「セカイカメラ」が有名です。
AR技術と聞いてもいまいちピンとこないと思いますが、具体例としては次の通りです。
- カメラを通すことで、ものかげに隠れた宝箱をみつけることができる。
- カメラを通すことで、特定の場所でキャラクターがダンスしている様子が見られる。
- カメラを通すことで、商品に関する説明を見ることができる。
実際に見たほうが分かりやすいと思うので、いくつか動画を紹介します。
AR技術を使うには?
先に紹介した動画のような例は、マーカーと呼ばれる印を認識すること実現しています。マーカーを認識すると、それに応じた画像や動画、音声が再生されます。
以前、自力でマーカーの認識から画像の表示までを実装しました。しかし、マーカーを認識する精度がとても低く、自力での実装を途中で諦めたことがありました。
その後、AR技術を利用可能にするライブラリをいくつか試しました。試したライブラリは次の通りです。
- ARToolkit
- Metaio
- vuforia
- Qoncept AR Engine
そのなかで、個人的に気に入ったライブラリがあるので紹介します。
Metaio
公式サイト
料金体系
MetaioライセンスはBasicとProの2タイプです。BasicとProの違いは3Dトラッキング機能の有無です。購入(※)する際は注意してください。すべてのライセンスを購入する場合はSuiteがおすすめです。50%の割引があります。
※一時的に購入することができないようです。(2015年6月現在)
対応する開発環境
- iOS
- Android
- Unity
- Windows
vuforia
料金体系
- Starter(ウォーターマークあり)
- Classic(認識したデータを動的にダウンロード可能)
- Cloud(回数に応じた3段階の料金設定)
対応する開発環境
- iOS
- Android
- Unity
- Digital Eyewear(beta)
最後に
Metaioとvuforiaともに、Android/iOSに対応する必要があるのならUnitySDKを強くオススメします。
投稿者プロフィール
最新の投稿
- iOS2021年12月3日このアプリしか使えない!(プログラム)
- Android2018年11月9日FirebaseのPerformanceを紹介
- 技術開発2018年4月13日Golangの旅(Let’s GO) – 基本編(二)
- Server2017年11月16日Golangの旅(Let’s GO) – 基本編(一)