持ち回りで各部門の長に2021年の展望を聞く特集企画、
5回目の今回は、bravesoft 執行役員 / 技術統括室長の池田にお話聞かせて頂きました。

 

技術統括室 2020年振り返り

高瀬(以下高)「技術統括室は2020年7月から始動しましたので、スタートからの半年を振り返ってお聞きしたいと思ってますが、まずは技術統括室の業務内容を教えて頂けますか?」

池田(以下池)「メインミッションとしてはbravesoftの技術水準の向上となります。その為には全社的な製品・仕組・施策の導入、情報発信や勉強会の実施などの技術情報共有、更には技術系人材の育成・採用など、技術力向上を軸とした取り組みを色々と行っています」

「情報発信の一環で取り組んでいるのが、本ブログでもお馴染みのTechニュースですね」

「Techニュースは情報のインプットとアウトプットを同時に行えるので非常に勉強になっています。毎週締め切りに追われて大変ですが(笑)」

「(笑)この半年、色々と初めての事が多くて大変だったと思いますが、振り返ってどうでした?」

「全社的な技術力・品質向上に向けて取り組んできましたが、その中で大きく2つ成し遂げる事ができたと思っています。1つは、これまで事業部間でバラバラになっていた障害対応や、ルールなどを集約する事ができた点ですね」

「確かに、これまでは事業部で起きた障害内容などは事業部内で周知される事がほとんどでしたからね。そこは池田さんが全体管理を行い、障害報告のレビューなどを行いアドバイスをしつつ、全社員に共有できるサイクルが2020年下期から生まれましたね」

「そして2つ目が、これも事業部を越えてという話になるのですが、開発の際に”どういう技術が必要か”などの指示を他事業部のケースなどを踏まえて把握する事ができましたし、時としてアドバイスをすることができるようになりまった点ですね」

「これまでも事業部間の共有は行っていましたが、池田さんが今のポジションにいる事でより強固になった印象を自分も持っています。一方、達成できなかった点はどのような点になりますか?」

「全社的な施策に関して、まだまだできる事はあったと思っています。bravesoftはまだまだセキュリティ部分に対する部分が課題となっておりましたので、そこに関して多く時間を取られてしまいました」

「ちょっと話を変えて採用に関してお聞きしたいのですが、bravesoftで活躍できるエンジニア・技術者はどのような方と考えてますか?」

「前提として技術が好きな方はもちろんですが、受け身ではなく”こうあるべきだ”と考えてアクションを起こせる方が向いていると思っています。”こういう技術を使った方が良いですよ”という意見はエンジニアから出てくるべき意見だと考えておりますし、そうした発言はできる文化であり、そういう発言ができる環境は用意していると思っています」

「自分からアクションを仕掛けていけるエンジニアが向いているという事ですね」

「その上で、bravesoftが掲げるbrave spiritsという行動指針がありますが、私はその中の“チームワーク”という価値観を大事にしておりますので、そうした部分に意味を見出してくれる方と一緒に働きたいと思っています」

「エンジニアは個人でやる印象がありますが、池田さんはチームワークを重視しているんですね」

「もちろん業務は個人で行う事がメインですが、他のエンジニアだったり、営業やディレクターなど別職種の方だったり色々なコミュニケーションは必要なので、そうしたコミュニケーションを深める事ができる方がマッチしていると思っていますね」

 

技術統括室 2021年に向けての展望

「それではここからは2021年の展望をお聞きしたいと思っていますが、2021年の展望はどうでしょう?」

「エンジニアにとって技術力や品質が上がったという実感がまだ持たせにくい状況なので、そこの可視化をまずは行いたいと思っています。品質保証のチームを中心に品質をあげていき、そして開発力もどこまで上げていけるかを考えていきたいと思っています」

「2021年上期、bravesoftがスローガンとして掲げる内容が“クオリティ”であるので、共通するテーマですね」

「あとはエンジニアがモチベーション高く働ける事が大事ですので、そこに向けたアクションも行っていきたいと思っています。今、eventosLive!アンケートなど自社の事業が伸びていて、非常に面白いフェーズにいると思っていますので、新しい事にチャレンジしながら個人の成長を支援できれば、結果として会社が成長できると思っています」

「広報としてもそこは一緒に取り組んでいきたいですね」

「あとは、社長の菅澤がエンジニアであり、エンジニアの事をわかっているので許容も強く、bravesoftはエンジニアにとって働きやすい環境であると思っているので、そこで自分ができる役割を明確化し、総括してエンジニアの価値を高めていく事に注力したいと思っています」

「なるほど、エンジニアの価値を向上させていく事が技術統括室の命題になるという事ですね。それ以外に考えている展望はいかがででしょう?」

「あとは細かい部分のルール化がまだまだできていないと思っているので、その策定を行っていきつつ、弱かった部分の強化を取り行っていきたいと思っています。そうして仕組作りを早々に完了させ、新たな強い技術への挑戦を実現していきたいと思っています」

「ありがとうございます、色々とやることは多いと思いますが、最後にメッセージをお願いします!」

「先程の話にもありましたが、2021年は”クオリティ”を重視していく事で、ステークホルダーに対して安心してbravesoftのプロダクトを使用してもらう事に重点を起き、そして結果としてエンジニアの価値を高める事に取り組んでいきたいと思います!」

「期待しています!ありがとうございました!」

 

編集後記

2020年7月に設立された技術統括室ですが、Techニュースの配信などの全社共有、エンジニア採用、そして品質管理においてeventosを中心として事業部を越えて多く活躍してくれた印象を私は持っていますが…池田はまだまだやれる事があったとインタビューでも話しておりましたので、まだまだbravesoftのエンジニアの価値を高めてくれる事に期待しています!