色々とあって、毎週月曜にリリースしていた週刊Techニュースが水曜になってしまいました。

むしろ、「なんで今週は月曜に更新されてないの?」という声が出るくらい待っていただけているなら嬉しい限りですが。。。
というわけで、今年もあと2ヶ月。「週刊」は守ってリリースしていきます!

 

ソフトウェア

Appleでのサブスクのサーバー通知に機能追加

自動更新サブスクリプションのステータスが変更したときにAppleからの通知を受け取る機能がありますが、以下の通知が追加されました。サブスクのアプリを作っている方で通知を利用しているからは確認しておきましょう。

DID_RENEW lets you know when a subscriber successfully auto-renews.

PRICE_INCREASE_CONSENT lets you know when the App Store starts asking users to agree to your subscription’s new price, so you can remind them of your service’s value as encouragement to stay subscribed.

New subscription server notifications available in production

 
※補足:iOSの課金周りについてガッツリまとめているのがあったので参考までに記載しておきます。
 

Google Play での類似アプリ比較機能が導入されるかも

Google Playにて、Androidアプリを見つけやすくするための機能をテストしているようです。比較される数値は、スターの数や総ダウンロード数などとなるとのこと。

類似アプリからの流入のメリットがありつつも、探していたのよりいいものが見つかったら他に流れる可能性もあるので、より質が求められるようになりそうです(もちろんユーザーにとってはいいことですが)。

なお、今の所全面的に公開する予定はないとのことですが、どのように実用化されるかは注目です。

Image: Android Police

 

Appleが検索を開発中!?

検索についての記事というのはあまりないのですが、AppleがGoogleに対抗する検索を開発しているかもしれないとのこと。下記記事でも説明されておりますが、iOS14でのスパイダリングツールを元に、検索に本格的に力を入れていくのかもしれないというのが理由のようです。
アップルの検索技術への関心の再燃は、iPhoneのオペレーティングシステムの最新バージョンiOS 14の一見些細だが重要な変化と、アップルのスパイダリングツールの活動の増加から察することができるという。「スパイダリングツール」は「ウェブクローラー」とも呼ばれ、ウェブ全体のあらゆる細部を探り検索の性能を上げるツールだ。
検索=Gooleとまで言われている世界に、Appleが乗り込むとなったときに、検索エンジン含めどのような変化が生まれていくか注目です。
 
 

EUでブラックボックス化されたアルゴリズムの透明化の法案が施行!?

規制周りではEUが特に色々と実施している歴史がありますが、あらゆるデジタルサービスに規制当局への協力が義務付けられ、おすすめなどの通常ブラックボックス化されているアルゴリズムについて説明させられる可能性がありそうです。
これには「おすすめ」システムの仕組みの解説と、ユーザーにより多くの権限を与えることをプラットフォームに求める規制案も含まれる。

「私たちが準備を進めている規制案は、あらゆるデジタルサービスに規制当局と協力する義務を課すものです。大手プラットフォームは、規制当局の要請があれば、そのアルゴリズムの仕組みに関する詳しい情報を提出しなければなりません」。

この記事を見る限りユーザーへの説明も必要になりそうで、GDPR含めEUが対象になるビジネスをしている方は注意が必要そうです。

 

 

Docker Hub で未使用のイメージ削除を保留に

以前も紹介していた、Docker Hubで6ヶ月使われていないイメージが勝手に削除されるようになることを紹介しましたが、その計画が一旦「保留」になったようです。
ただし、あくまで保留であるので注意は必要ですし、無料プランのDocker Hubに対して、アノニマスユーザーからのプルは1時間に100回まで、認証済みユーザーからのプルは1時間に200回までという制限については、11月1日から施行する予定のようでう。
 

 

IEのサポートが終了するサービスが続きそう?

下記記事で、さくらインターネットの全サービスでIEのサポートを終了(2021年4月1日に終了)するとのこと。長年ブラウザとして利用者も多かったIEがサポートを終了することに伴って、各社徐々にIEサポートを終了していきそうです。

この流れは確実に続きますので、ユーザーとしてはEdgeなどへの以降をすすめるとともに、サービス提供者はどのタイミングで非推奨・サポート終了を判断するかが求められてきそうです。

追記)
また、余談ではありますが弊社代表取締役の菅澤が行っておりますラジオ番組「目指せ!ハッカーRADIO」に、
先日さくらインターネットの田中社長にご出演頂きましたので宜しければ是非ご参照下さい。

 

ハードウェア

Apple が Silicon Macを発表する可能性

すでにメールでも送付されておりますが、Appleがまた発表イベントをやりそうで、そこでApple Silicon Macを発表する可能性がありそうです。

Apple の CPUは長年IntelのCPUを使用していましたが、Apple Siliconにすることで、どれくらいHWが変わっていくか楽しみですね。

 

 
 

ITビジネス

ブラジルのシリコンバレーが注目

ここ数年、ブラジルでスタートアップブームがきているとのこと。Google/Facebookといった米国大手企業なども投資をしているようです。

この国におけるスタートアップの主な拠点は、伝統的にはサンパウロとベロオリゾンテだったが、今ではPorto Digital(ポトデジタル)が拠点を置くレシフェやAcate(アカーテ)が拠点を置くフロリアノポリスなど新しい波が押し寄せてきており、独自のローカルスタートアップ・エコシステムが構築されつつある。さらに最近では、サルヴァドールで「ブラックシリコンバレー」が形成され始めている。

あまりITで注目はされていないブラジルではありますが、この投資の状況などから注目国の一つになりそうです。

 

ブラジルのブラックシリコンバレーが南米のイノベーションの震源地に

 

CAがAIでモデル画像を生成するサービスを発表

ソフトウェアの分類で記載してもいいのですが、AIで画像を生成というのはそこまで新しい話でもなく、下記記事を見てもらうとわかりますが、
AIによって企業やブランドのイメージに適したモデルを生成し、広告効果に応じて表情や髪形などを変えることで、効果をさらに高めるという。
といったように、ブランディングに注視している点人のイメージがブランディングにつながる点をCA様が出すといった点が、面白い点ではあったので、ITビジネスとして紹介しました。広告にたいして人のイメージが影響する点を形にしているのは面白いですね。
 
 

その他

開発者とかでないと聞き慣れないと思いますが、久々に「システムコール」って言葉を見たので紹介します。

プログラムのファイル読み書きで「mmap」を使うと速度が向上する理由とは?

人によっては、大学のOSの授業以来なんてひともいるのではないでしょうか。この記事では、openのシステムコールよりmmapシステムコールのほうが読み書きが早い理由を説明しています。

普段のプログラミングでシステムコールとかを気にする機会も少なくなってきた(というかほぼないですね。。。)ので、休憩がてら見てみてください。