8月も早くも終わりますね。今月は、TikTokやWeChatの米中問題によるブロックや、iOSの課金に対するアプリのストア公開停止など、スマホアプリにおいてもいろいろな問題が起きておりました。
スマホビジネスを加速させるには、このような課題が早く解決されることを期待したいですね。
では、世の中にいろいろな技術系のニュースが毎日配信されておりますが、ピックアップしてまとめていきます。
 

GPT-3とは?

早速ですが、GPT-3 とはOpenAIによって作られた言語モデルになります。見る限りテキストエリアにおけるAIになるようですが、ポイントはかなり膨大な学習データを使っているようです。
AIのエリアではかんがえうるところですが、下記記事にもタスクのオートメーション化としての可能性を指摘しています。こちらにてサンプル動画も公開しております。テキストAIのジャンルではよく見かけることではあるのですが、精度の面では注目ですね。
 
なお、現状まだBetaバージョンで、使うためにはWaitlistに登録する必要があります。興味がある方はぜひこちらから登録してみてください(私は登録してみましたが、今の所なにも連絡なし)。
※以下の記事においても日本語で詳しく説明されているので見てみてはいかがでしょうか。

 

脳インターフェイスNeuralinkの技術をライブ披露

上記で紹介したOpenAIを設立したのもイーロン・マスクなのですが、Neuralink(ニューラルリンク)は、人間の脳とコンピューティングデバイス間のインターフェイスの新しい種類を開発するため、過去数年間開発を研究を進めてきた会社です。そのNeuralinkが豚を使ったデモをライブ披露しました。
 
今回のデモでは、豚の脳内の信号からデータを受信する読み取りを行っただけのようですが、今後は書き込み機能も追加していくようです。読み取り以上に書き込みがどのような医学的な進歩を起こすか注目ですね。
 

Androidのセキュリティバグで悪質なアプリがユーザーの個人情報を吸い取っている可能性

すでに、3月にパッチを適用しているようですが、Play Coreライブラリに脆弱性があり、ライブラリに依存している他のアプリに悪意あるモジュールを注入して、アプリ内部からパスワードやクレジットカード番号といった個人情報を盗み出す可能性があるとのことです。
 
開発者の方々は最新のPlay Coreライブラリにアップデートしましょう。
 

Spotifyがバーチャルイベント機能を開発中

現在はまだ使えないようですが、コロナの影響もありアーティストをサポートするためにバーチャルイベント機能を開発中とのこと。
弊社eventosでもコロナ影響でオンラインイベント機能を続々と追加しておりますが、オンラインイベントが盛り上がる要因になることを期待しています。下記記事にあるようにコロナ時期だけのための維持期的なものとなるのかが注目されそうです。
 
 

LINEがブロックチェーンサービス開発プラットフォームを提供開始

LINEが LINE Blockchainを基盤としたサービスを開発するプラットフォームである「LINE Blockchain Developers」を提供しました。こちらにドキュメントもありますが、どうも今の所英語だけのようです。
 
また、Sampleサービスの紹介もこちらに紹介されています。映画のチケットの予約サービスをブロックチェーンで管理するサンプルなどがありますので見てみてください。
 
主な特徴としては以下の6つが挙げられています(少し説明もあるので、下記URLから見てみてください)。
1. 独自トークンエコノミーの構築
2. さまざまな物や権利をトークン化して管理
3. ブロックチェーン資産を安全に保護
4. ブロックチェーンの簡単実装
5. ブロックチェーンネットワークを簡単に管理
6. LINEとの連携
 

Jetpack Compose アルファ版リリース

ネイティブアプリUIを開発するツールキットのJetpack Composeのアルファ版がリリースされました。(なお、正式版のリリースは2021年の予定のようです)

Announcing Jetpack Compose Alpha!

しかも公式の情報によると、コードの削減やヌルポの削減などの効果があるとのことです。

 The Google Home app saw, in certain instances, an 80% reduction in lines of code by using Kotlin and a decrease of NullPointerExceptions by 33% compared to a similar past period. 

Jetpack Compose については、こちらで公式サイトでも紹介されているので、ぜひ見てみてください。以下コードサンプルですが、iOSエンジニアにとってはSwiftUIと考え方が近いことがわかるかと思います。

Jetpack Compose

   @Composable
   fun AppBody() {
      val count = +state { 0 }

      Center {
         Column {
            Text("count: ${count.value}")
            Button("Increment", onClick = { count.value++ })
            Button("Decrement", onClick = { count.value-- })
         }
      }
   }

SwiftUI

   struct AppBody : View {
     @State var count = 0
     var body: some View {
       VStack {
         Text("count: \(count)")
         Button("Increment") { self.count += 1 }
         Button("Decrement") { self.count -= 1 }
       }
     }
   }

 

次はFacebookがiOS 14に導入予定の広告トラッキング規制に不満

iOS14から、ターゲット広告に使用するIDFA(広告識別子)をアプリ開発者に公開したいか否かを、アップルからユーザーに明示的に問う必要があります。そのため、開発側としては、ユーザーに許可をしてもらうように促す施策が必要になってきます。

それに対して、Facebookとしては影響度がかなりあり、パブリッシャーの収益は50%減少する可能性があることも伝えています。課金の%の不満に続きIDFA規制についても一波乱起きそうですね。(正直開発側としては割けてほしい施策ですが)

とはいえ、実施される可能性は高いので、開発側としては代替案がないためユーザーに促す必要がありそうです。

https://jp.techcrunch.com/2020/08/28/2020-08-27-facebook-vs-apple-ad-tracking/

 

今週のAppNews(Techcrunch)

Top Topicsとしては、引き続きフォートナイトとApple問題を取り上げております。他のトピックスとしては

・iOS14 の6th developer betasをリリース

・Facebook/Instagramがショッピング機能を追加

 (https://techcrunch.com/2020/08/25/facebook-shop-instagram-live-shopping/)

・Youtube がPicture-in-Picture modeをiOSでテスト

 (https://appleinsider.com/articles/20/08/28/youtube-reportedly-testing-picture-in-picture-for-its-ios-app)

This Week in Apps: Unreal Engine saved, Fortnite banned and TikTok talks to everyone