今回のインタビューは、テレビ東京コミュニケーションズ メディア事業開発本部の行田尚史様より、行田様が部署にて進めている新規事業の一環として行なっている、ドット絵のみで映像作品を作成した「ドット絵ミステリー」の魅力に関しましてお話を頂きました。
その上で弊社bravesoftが提供するゲーマーの垣根を越えたプラットフォーム「COM」がどのような形でドット絵ミステリーとの協業を行なったのかなどを、ざっくばらんに色々とお話を頂きました。
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インタビュアー
広報戦略本部 :高瀬
プロダクトグロース事業部長:伊藤
テレビ東京コミュニケーションズ様の業務紹介
高瀬(以下高)「本日は宜しくお願い致します。まずは行田様が普段行なっている業務内容をお教えて頂きますでしょうか」
行田様(以下行)「現在はデジタル動画を中心とした事業開発を主に行なっております。色々な企業様や団体などとアライアンスを組んで動画を作成しています」
高「どのようなジャンルの動画が多いのでしょうか?」
行「基本的には経済6割、エンタメ4割と言った形ですね」
伊藤(以下伊)「エンタメだけだと思ってましたけど、そうじゃ無かったんですね(笑)」
行「エンタメに関しては最近はesportsに特化したイベントに関するスポンサー戦略やSNS戦略、ライブ配信なども行なっております」
高「ライブ配信と言えば、御社には別部署にて弊社eventosのLive!配信機能を使用して頂いております」
行「そうですね、存じております。eventosの名前は結構色々な所で聞きますよ」
ドット絵ミステリーの魅力をご紹介
高「それでは今回の企画、“ドット絵ミステリー”に関してお話お聞かせ下さい。まずこちらの事業がスタートした経緯をお聞かせ下さい」
行「クラウドファンディングを行うCAMPFIRE(キャンプファイヤ)様とアライアンスを組んでいるのですが、その中で”ゲームの動画化は需要がある”と兼ねてから思っていたんです。そんな中で、実際にドット絵のゲームを開発している“偽りの黒真珠”という作品を知り、この作品であれば行けるなどと思い、作品の企画会社であるハッピーミール様と繋がり、実現に至った形です」
高「”偽りの黒真珠”という作品はファミコン風のコマンド選択をして謎解きをしていくゲームですね」
行「この作品は何より“潜在的なファン層が多い”と思ったんです」
伊「確かにテレビ東京様の戦略としてはマスよりもコアを攻めるようなイメージがありますね」
行「その通りです。数は少なくても、ファンの方がとにかく好きになって貰えるようなサービスを提供していく形が多いですね」
高「そうしてCAMPFIREを利用して、今回の”ドット絵ミステリーのゲーム動画を作る”というプロジェクトが立ち上がり、クラウドファンディングを行なったのですね」
行「今回は出資してくれた個人の方には“完成したDVDをプレゼント”し、協賛してくれた企業の方にはCMを作成する形で募集したのですが、結果的には良い形で終われました(支援総額は7,515,651円で目標の125%達成)」
伊「募集期間の残り数週間の伸びが凄かったですね。そこでグワーっと売上が上がりました」
行「その分序盤はそこまで伸びなかったですが、私は行けると思っていたので焦っては無かったです」
高「協賛企業へのCM提供というのはどのようなイメージなんでしょうか」
行「今回のドット絵ミステリー作品は、テレビの2時間番組を見るような構成となっているんです。ですので、作中の山場で普通のドラマ同様にCMが入るんですが、そこでもドット絵で作成したCMが流れるんです」
高「なるほど、それは面白いですね」
伊「COMもスポンサーとして協賛してますので、COMのドット絵動画も作中で流して頂けるんです」
行「他にも本当に色々な業種の企業様からありがたい事に支援を頂きました」
高「なるほど、そうした企業様からも注目されるこの作品ですが、内容におけるセールスポイントはどのような内容となりますでしょうか」
行「やはり最初から最後まで全てドット絵で完結する作品は“世界初”ですので、そこはファンの方には喜んで頂ける内容になると思っています」
伊「今回の募集を知らなくて買えなかった方とかに対しては、何か考えてますか」
行「そうですね、現在検討中ですが何らかの形で見て頂きたいとは思っております」
高「こちらの完成予定は2020年内との事ですね」
行「新型コロナウイルスの影響で声優さんの音声収録などが当初より遅れているのですが、これから収録を行いつつ製作に取り組んでいきます」
ゲーム業界における”COM”に求められている役割
高「今更ですが…行田様はどのような経緯で、こちらの伊藤と知り合ったのでしょうか」
行「”偽りの黒真珠”の製作を行うハッピーミール様の関社長の紹介ですね」
伊「関社長とは東京ゲームショウ2019で知り合いまして、”偽りの黒真珠”に続く作品である“凍える銀鈴花“の発表会にも参加させて頂いたりしていまして、その縁ですね(その発表会のレポートはコチラ)」
高「今回のドット絵ミステリーはDVDなので対象外ですが、実際に行田様が取り組まれている事業の中で、弊社サービスの”COM”はどのような形で活躍できそうでしょうか」
行「esportで使うのは面白いと思います。ファン通しでのやり取りができる場になりますので」
伊「esportsとCOMは相性が良いと思いますので、是非利用して欲しいですね。Live!アンケートも有効活用できると思います」
行「COMはUIがすごく良いですね。操作性もスムーズですし良いと思います」
伊「ありがとうございます。嬉しいですね」
高「それでは最後に、行田様が今考えている事と、COMがどのような相乗効果を生んでいけるかの思いをお聞かせ頂けますでしょうか」
行「ゲームも立ち位置が変わってきています。昔は1人で完結したのですが、今はみんなで遊ぶゲームがほとんどですし、そうしたコミュニティが重要だと思っています。今回はドット絵ミステリーという動画制作を行いましたが、重要なのはこの作品を通じて誕生したコミュニティが作品に対してであったり、他でも色々と盛り上げていってくれる事が重要なので、これからCOMでコミュニティを作っていけるのは時代に合ったとても大事な事だと思います」
高「ありがとうございました。それではDVD制作を楽しみにしております!」
<参考>
テレ東 × 偽りの黒真珠企画!ドット絵だけのサスペンスドラマDVDを作りたい!
https://camp-fire.jp/projects/209683/activities/126152