◆いまさら聞けない「O2O」。あなたは知ってますか??

O2O(Online to Offline = オーツーオー)とは、インターネット環境(オンライン)の力を駆使して、現実社会(オフライン)のリアル店舗へ消費者を呼び込み、商品やサービスの購買を促進していこうと言うものです。なんとも連想しずらい略称キーワードですね。O2Oマーケティングは3年程前から、チョロチョロと聞くようになり、現在では流行言葉のように聞くようになりましたね。

今年(2014年)、スマートフォンの契約数が日本の人口の過半数に達しました。ネットとリアルとの垣根が無くなり、融合するO2Oマーケティングは、これからが本格化する時代だと言えます。

◆O2Oが生み出す新しい消費をご紹介

インターネットを活用して、これまでに無い新しい価値を消費者に提供し、リアル店舗への誘導を行います。これは、従来の消費とは異なった、まったく新しい消費を生み出すことも可能です。今回は代表的な事例を、5つご紹介してみます!

  1. お得情報の提供
    O2Oの一番分かり易いマーケティングは、クーポンやポイントをなど、お得な情報を消費者に提供する方法です。WEBサイトの代表格は「ぐるなび」や「食べログ」。「マクドナルド」「良品計画(無印良品)」がアプリ化して成功を収めており、人気商品の割引クーポンをタイムリーにゲットすることが出来ます。また、商品を購入しなくても来店するだけでポイントを貯めていけるマーケティングを行っている企業もあります。
  2. ソーシャルメディアの活用
    Twitterではフォロー&リツイートをしてくれた方、Faebookではいいね!を押してくれた方を対象に、抽選で商品券を発行し、リアル店舗に誘導するようなキャンペーンが流行りましたね。いずれにしても、SNSを利用したマーケティングで重要なことは「共感」のようです。リツイートしたくなる、いいね!したくなる情報をお店側が発信することができれば、多くの人の目に触れリアル店舗への誘導もし易くなります。
  3. 口コミで消費者を活性化
    これは、以前からあるO2Oの手法ですね。(当時はO2Oなんて言葉もありませんでしたが) 有名どころでは、「@コスメ」など。消費者は、ネット上の口コミを参考に商品やサービスを探し、リアル店舗に向かいます。
  4. リアルと連想した商品情報の提供
    本来、お店の在庫はお店に行かないと分かりません。そのため、「デザインは気に入ったのにサイズがない・・」なんてことも、よくありますよね。そうした情報をサイトやアプリを使って、事前に確認させ、在庫のある店舗に誘導させるO2O手法もあります。逆に実店舗で在庫切れだった場合に、その商品のバーコードをアプリで読込みECサイトに誘導する逆パターンもあるようです。
  5. ゲーミフィケーション
    なんか難しい言葉ですが、難しく考えることはありません!ゲームを本来の目的としていないサービスに、ゲーム要素を取り入れたものがゲーミフィケーションです。最近では、位置情報(GPS)を利用したゲームで、リアル店舗に誘導を図る方法が多いですね。自分の位置を移動させチェックインすることで、キャラクターを育成したり、陣地をとったり、報酬をもらえると言うもので、これだけでもリアル店舗への誘導を行えるのですが、そのままリアル店舗で買い物をすると、ゲーム上で更なる特典を得られるアプリもあります。

以上はあくまで基本形です。
他にも、ネットをリアルを絡めた手法はたっくさんあります!

◆「O2O」に関連して、今後は以下のようなタイトルをご紹介していこうと思います。
・O2Oとオムニチャネル
・O2Oと行動分析 など