※2021年に使用できるフォントはコチラ

こんにちは。UIデザイナーの南です。

私は前職までは主にWEBサービスの制作をしていたのですが、ブレイブに入社してアプリとWEBで違うことがたくさんあることに驚きました。

正直デザインすることが同じなら表現するモノが何であっても変わらないと思っていたところが大きかったです。

でも、表現するモノごとに考慮する問題があり、それも含めたデザインができることが大前提であることを日々感じています。

そういうわけで、今回はその一つとしてアプリで使えるフォントについて説明したいと思います!


目次

  • ・はじめに
  • ・デバイスフォントについて
  • ・オリジナルフォントについて
  • ・おすすめフォント

まずはじめに、アプリで使用できるフォントは大きく2種類あります。・デバイスに依存するフォント(※iosやandroidそれぞれ異なる)・フォントデータとしてアプリに読み見込ませておくフォント(以下オリジナルフォントと呼びます)これらを使う上ではそれぞれメリット・デメリットがあります。それらも含めて説明していきたいと思います。

デバイスフォント

デバイスフォントはiosやandroidに元から設定されているものでiphoneやandroidの設定画面などに使用されているフォントのことです。

iosだとヒラギノ角ゴシックなどが有名です。

こういうものです。

その他にもたくさんあるのですが今回は省略します!

↓こちらににiosのみですがデバイスで使用できるフォント一覧が書いてあるので見てみてください!

iosfonts「https://iosfonts.com/」

メリット

  • ・元からあるフォントを使用するのでアプリの重さが軽いまま
  • ・全体的に見やすく統一性のあるものになる
  • ・種類が少ない

デメリット

  • ・iosとandroidで表示されるフォントが違う
  • ・他のアプリとの差別化がつけにくい

こういったことが挙げられます。

 

オリジナルフォント

オリジナルフォントは特に決まりがなくフォントデータとして設定できればどんなフォントも使用できます。

例えばGoogle Fontsにあるフォントは全てダウンロードできるのでそれらをアプリに組み込むことができます。

このようなフォントがそれです。

メリット

  • ・他のアプリと差別が測りやすい
  • ・アプリのコンセプトやイメージを表現しやすくなる
  • ・種類が豊富

デメリット

  • ・日本語フォントが少ない
  • ・アプリが重くなり速度が遅くなる

こういったことが挙げられます。

 

デバイスフォントになかったところが補える分やはりデメリットも大きいですね。

表現がしやすくなることが使いやすさに繋がるわけではないのでそのあたりを加味しながらモノづくりをしていく必要があります。

現状ではオリジナルフォントは1種類使う程度にとどめてデザインをしていくことが多いです!

そして、それらと合わせてデザイナーオススメのフォントも紹介したいと思います。

おすすめフォント

■TimesNewRoman


名前の通り、イギリスのタイムズ紙が新聞用書体として開発した定番のセリフ体です。高級感を手軽に出したい時に使っています。
また、新聞用で利用されるフォントなので、小さい文字で文章にしてもある程度可読性があります。


■DIN


「DIN」というのは「ドイツ工業規格(=Deutsches Institut für Normung)」の略称で、もともとは工業製品の型番表記に使用されていました。

工業規格なので男っぽいデザインをする時に多用しています。

2020年のオリンピックでも使われるそうです!


■Akzidenz Grotesk


Helveticaなどと同じく代表的な書体で1880年代に誕生したサンセリフ体です。

企業ロゴによくつ川栄rており、テレビ朝日や自動車メーカーである日産で使用されています。


■Trajan


2000年前からある非常に歴史ある格式の高いセリフ体で何度も研究されてきました。

由来はローマ建てられた「トラヤヌス帝の碑文」と呼ばれる石碑であると言われています。


■Futura


1923年にドイツのバウハウスにおいて非常勤講師のパウル・レナー によって発表されたラテン文字のサンセリフ体書体です。futuraとはラテン語で「未来」という意味を表しています。

有名ブランドのロゴにも使用されておりルイヴィトンなどが代表的な例です。

また、最近では定額動画サービスで知られている「hulu」のロゴにも使用されています。


■Didot


モダン・ローマン体の代表格で太さの強弱が特徴的で繊細な印象や女性的な印象を与えます。特に数字が特徴的です。

ファッション系に使用されることが多く「VOGUE」や「GIORGIO ARMANI」などに使用されています。

 

おわりに

まず、はじめに私はiphoneやandroidではデバイスのフォントしか使うことができないと思っていました。(笑)

WEBでもGoogle Fontsは使用できるのですがアプリでもとは思っていませんでした。

またデメリットに関してはWEBも同じく表示速度が遅くなってしまうのでその辺りは同じく加味して制作しています。やはり日々色々な発見があるのでそういったこところをモノづくりに繋げていけたらと思います。

そして、今後はWEBとアプリのデザイン的な違いも多いのでそちらも書いていけたらなと思っています!

また、アプリ開発ご依頼希望の方はこちらまで

お待ちしております!