取締役 / CDOのいめじです。実に4年ぶりのブログ投稿だそうです。

2014年にデザイナーとして入社して以来、UI/UXデザインから自社プロダクト事業のオーナー、現在はクライアントワーク(受託)事業の責任者をしています。

エンジニア組織のなかで、如何にデザイナーとして経営に携わり、マネージメントしているのかを「デザイン経営」という視点で紹介したいと思います。

 

デザイン経営とは


2017年8月に経済産業省が有識者からなる「産業競争力とデザインを考える研究会」の結果をまとめた報告書として【「デザイン経営」宣言】を発表。その後に公開された「デザイン経営 ハンドブック」作成にあたってはアンケートのみではありますが、協力をさせていただきました(記事はコチラ

特許庁はデザイン経営を推進しています
経済産業省・特許庁サイト
https://www.jpo.go.jp/introduction/soshiki/design_keiei.html


一言で表現すると「デザインは重要な経営資源なんだ!」ということ。なんですが、「そもそもデザインってなに?」という方には、ぜひこちらの記事がおすすめです。

ビジネスで勝ちたければ、今こそ「デザイン」を学べ
NEWSPICKS(2019年2月4日)
https://newspicks.com/news/3637507


また具体的になアプローチについてはこちらを参考にしてみてください。

「デザイン経営」実践の5つのポイントとは?
株式会社ロフトワーク
https://loftwork.com/jp/news/2020/03/05_design-driven-management_report

 

bravesoftでの取り組みについて

では弊社bravesoftやクライアントワーク事業では、どの様な取組を行なっているのか紹介したいと思います。

01|ビジョンを更新する


弊社では6ヶ月から1年周期で大きな組織変更を実施しています。中期戦略目標や事業計画などの具体的な施策だけでなく「ビジョンの更新」を意図的に取り組んでいます。自分たちの存在意義を問い直す原点でもあり、変化の主体となることを意味しています。これら計画を合宿(2-3日)スタイルでつくりだすのも特徴です。


02|経営にデザイナーを巻き込む


青木も2015年から経営会議に参加。2019年には取締役に就任。現在はクライアントワーク事業と経営企画室を兼務しています。デザイナーとして、全事業部の業績管理ができるダッシュボードを作成したり、資本提携や新設事業部のプロデュースなどの活動を行っています。しかし、デザイナーの割合は全体の約8%程度。実際の制作から事業運営にまで興味のあるデザイナーは、ぜひお問い合わせください!

採用情報>募集職種>デザイナー
https://www.bravesoft.co.jp/recruit/jobs/designer/


03|組織の変革をデザインする


「ビジョンを更新する」でも記載した通り、弊社では定期的に組織変更を実施しています。悪戯に変えるのではなく、市場や技術進化、内部環境の変化を読み解きながら、その主体となることを意味しています。クライアントワーク事業でも新たにプロセス管理や品質管理、グロース推進の事業部を設立など組織全体のデザインを更新。新しいサービスを開発中です。


04|共創のコミュニティをつくる


事業部には業績を追うだけでなく、ビジョンを体現する様なコミュニティとしての機能や役割を期待しています。憲章となる様なロゴマークやチームビルディングを通して、思いも寄らない価値の創発。これら活動は社内にとどまらず、クライアントとのワンチームづくりにも役立っています。結果、MAU(137%アップ)やレビュー評価(平均4.2)など事業成長にもしっかりとコミットしています。


05|文化を生み出す


これら活動を通じて、ものづくり(働き方)との向き合い方を変え、クライアントやユーザーに新しい価値体験を与えていく。「デザイン経営」では、ひとつのビジョンが組織成長にとどまらず、文化へと成熟していく重要な役割を担っています。「bravesoftとそのメンバーとものづくりをするのが楽しい」という声を頂くこともあり嬉しい限りです。引き続きこれら挑戦をしていきたいと思います。

 

最後に

デザイン経営は、会社運営に限らず、アプリやwebサイトなどの「ものづくり」においても共通しています。
ぜひ、現状のものづくりをアップデートしたい、もっとクリエイティブな事業を起こしたいなど、お困りの企業や事業担当者さまはお声がけください!